「エアコン掃除スプレー」を使ってはいけない理由
エアコンを使っているからか、空気が汚れている気がする……。なんだかカビ臭いし、市販のエアコン掃除スプレーでクリーニングしてみよう、と思われたことはないでしょうか?
ホームセンターなどで手軽に購入でき、値段も手ごろなエアコン掃除スプレー。一見、誰にでも簡単にできてしまいそうなスプレーによるエアコンクリーニングですが、実は危険が潜んでいるので注意が必要です。今回は、神奈川県川崎市・横浜市を中心にハウスクリーニングを行うアイ・クリーンサービスが、エアコン掃除スプレーを使ってはいけない理由をお話ししたいと思います。
エアコンクリーニングの目的は何?
そもそも、私たちがエアコンクリーニングをするのはなぜでしょう?主な理由は以下の2つです。
稼働効率UPによる電力費の削減
フィルターを外した下にあり、薄い金属の板がたくさん並んでいるところが「フィン」。ここで熱交換をしているため、フィンの汚れを落とすことで熱伝導がよくなると言えます。また、風の吹き出し口の奥にあるファンについた汚れを落とせば、ファンが空気をよくかむようになり、ファンが軽くなって風力がUPします。つまり、汚れを落とすことで電力を抑えられるようになるのです。
カビなどによる健康被害の低減
もう一つは、エアコン内に発生したカビを落とすことで、カビが室内に飛散しないようにするという目的です。カビを吸い込んでしまうと鼻炎に似た症状や「カビ肺炎」などを引き起こす可能性があり、慢性的な咳に悩まされるなど、健康に悪影響を及ぼしてしまいます。
「エアコン掃除スプレー」は危ない
そこで、「自分でスプレーを使って、エアコンの掃除をしよう」と考えられる方も多いのではないでしょうか?でも、ちょっと待ってください。市販のスプレーを使って自己流でクリーニングをすることは、実はとても危険なのです。不注意や知識不足から思わぬ事故を招いた例もあるので、ご紹介したいと思います。
スプレー缶のガスでショートして火災に
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)の報告(平成26年6月26日)によると、平成20年度から24年度までの5年間にエアコンによる事故は347件も発生しています。そのうち、「洗浄液や結露水等の液体が電源基盤等に付着し、トラッキング現象が発生して発火」する事故が32件、うち火災により被害が拡大したものは4件ありました。洗浄液が基盤や配線に残ってしまい、ショートして発火する事例が少なくないのです。
自己流のクリーニングは恐ろしい
市販の洗浄スプレーにはアルコールが含まれているものが多く、少しかかっただけでは蒸発して見えなくなりますが、成分は残り、それが炭化していきます。さらに、フィンにスプレーを吹きかけた時に基盤や配線にまで液体をかけてしまうこともあり、これらが原因で発熱・発火を招く危険が生じます。対して、きちんとしたプロの業者が作業を行う場合は、配線や基盤に液体がかからないようにするので安心です。
市販のスプレーではカビや臭いを落とせない
ここまでは市販の洗浄スプレーでエアコンクリーニングをするリスクについてお話ししてきましたが、実際、自己流だとカビや臭いは落とせません。洗浄スプレーの勢いでは、内部まできれいに掃除することができないからです。配線や基盤に液体がかからないようにするのも難しいですし、やはり専門の業者に頼んだほうが安全だと言えるでしょう。
エアコンクリーニングはプロにまかせよう
「エアコン掃除スプレー」を使ってはいけない理由がおわかりいただけたでしょうか。火災や故障のリスク、そして仕上がりの違いを考えると、やはりプロにお願いすることをおすすめします。ただし、残念ながら、優良な業者ばかりではないことも事実です。後々トラブルを招かないためにも、よく検討して最適な業者選びをしましょう。
エアコン掃除のお悩みは、神奈川県のアイ・クリーンサービスにご相談ください。
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