お風呂やトイレをすぐに汚してしまう「汚れ」の基礎知識
「水周りは汚れやすい」と言われますが、特にお風呂やトイレは頻繁に掃除をしていてもすぐに汚れが気になりますよね。今回は、そんな「お風呂やトイレの汚れ」に焦点をあて、その原因と対策についてご説明していきます。この機会に水周りの汚れの落とし方を学んで、快適な暮らしを手に入れましょう。(※ご紹介する掃除方法の実践については、自己責任でお願いいたします!)
お風呂の汚れと水垢の正体
まずはお風呂によくある汚れについて見ていきます。
「湯垢」「水垢」とは?
「湯垢」は、皮脂や石鹸カス、埃などが結びついてできたヌメヌメした汚れのこと。一方の「水垢」は水道水の中に含まれるケイ酸が堆積したザラザラしたもので、放置するとガンコな汚れになりやっかいです。これらは、付いてすぐなら水洗いで簡単に落とせますが、こびりついてしまった場合は浴室用洗剤でこすり落とすしかありません。浴槽の水面付近に付いた汚れは、洗剤をかけて2~3分置いてからこすると落ちやすくなります。
それでも落ちない場合は、洗剤を含ませたティッシュを貼り付けるか、洗剤をスプレーした上から台所用ラップを湿布し、しばらく放置してからこすると良いでしょう。なお、気になりがちな「鏡の水垢(白いうろこ状の汚れ)」については、毎日、最後にお風呂を出た人がバスタオルなどで水気を拭き取っておくようにすれば付きにくくなります。
「ピンクヌメリ」とは?
皮脂などを養分にして増えた細菌の集合体です。放っておくと色素が沈着して取れなくなります。こちらも、浴室用洗剤をかけて2~3分置いてからこすると落ちやすくなるでしょう。落ちにくい場合は、カビ取り剤を使用すると効果的です。
「もらいさび」とは?
濡れたヘアピンやカミソリなどの「さび」が、プラスチックなどに移ったものです。また、水道水に含まれる微量の鉄粉が付着して斑点状のさびが発生することも……。浴室用クリームクレンザーで表面を傷付けないよう、こすり過ぎに注意しながら落とします。もらいさびは落ちにくく、陶器製の浴槽などに付いた傷の浅いものはまだしも、FRP(繊維強化プラスチック)製のものに付いた場合は落とすのが困難です。プロの場合は、漂白剤ではなく薬品で落としていきます。
「黒カビ」とは?
湿度が高く、埃などの栄養分も豊富な浴室は、カビにとって絶好の繁殖場所。放っておくと天井、壁や床タイルの目地、浴槽と壁・床との取り合い部分、浴槽のふたにカビが発生してしまいます。浴室用洗剤で落ちない場合は、浴室が乾燥している状態でカビ取り剤を使用します。床タイルのカビには、新聞紙を一面に広げて塩素系漂白剤(水で2~3倍に薄めたもの)をまき、30分~1時間ほどそのまま置いてから水で洗い流すと効果的です。
黒カビの発生を防ぐには日頃から石鹸カスなどの汚れを洗い落とすようにし、十分換気をして湿気を払っておくのが良いでしょう。
トイレの汚れと尿石の正体
お風呂に続いて、こちらではトイレ独特の汚れと臭いについてご説明します。
トイレの「水垢」とは?
お風呂と同じように発生するトイレの水垢。タンクの周りなど、水がかかりやすい部分に汚れが付着します。ブラシや雑巾でこするだけでは落ちにくいですが、金属製の手洗い部分やシンクはメラミンスポンジなどを使うと効果的です。トイレの水垢専用のクリーナーも市販されているので、使ってみると良いでしょう。
「尿石」とは?
尿石は尿に溶け出したカルシウムイオンが濃縮されて空気中の成分と反応し、化合物となって便器などに付着した汚れのこと。便器の縁や裏側だけでなく、床や壁にも黄ばみや茶色いシミとなって現れます。尿石の除去に効果があるのは、酸性のトイレ用洗剤。酸の成分が尿石を溶かして分解してくれるためです。便器の縁裏など、落としにくい部分にはトイレットペーパーを敷き、そこに洗剤を染み込ませてから数分後にブラシでこすります。
自分で落とせないガンコな汚れはプロに任せよう
「お風呂やトイレの汚れ」についてご説明してきましたが、市販の洗剤では落とせないガンコな汚れは専門のハウスクリーニング業者に依頼しましょう。神奈川県川崎市のアイ・クリーンサービスでは、お風呂やトイレのクリーニングも行っています。細かいところまでしっかり丁寧に行いますので、ぜひご利用ください。
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