放っておくと落ちなくなることも……壁紙を汚すタバコのヤニの原因と対策
家族に喫煙者がいると、気になるのが壁紙に付着してしまう「タバコのヤニ」。壁紙が黄ばんでしまって見た目が悪いだけでなく、部屋中がタバコ臭くなる原因にもなります。しみ込んでしまうと落ちなくなってしまうので、注意が必要です。
今回は、壁紙を汚すヤニの正体やその落とし方、日頃から行っておきたいヤニ対策についてご紹介します。
そもそもなぜ、壁紙はタバコのヤニで汚れる?
ヤニの正体は、タバコの煙に含まれる「タール」という物質です。通常は粘着質の液体ですが、高温で燃やされることによって気化し、壁紙に少しずつ付着します。タバコを吸うとヤニで歯が黄ばむように、壁も次第に黄色や茶色に汚れていってしまうというわけです。
ヤニにはタールが持つ独特の臭いがあり、また悪臭を発生させる雑菌(悪菌)の温床になることから、喫煙者がいると部屋全体が「タバコの臭い」になってしまいます。実際、喫煙者の部屋の臭いが気になるという方は、かなり多いのではないでしょうか。
以下では、気になる臭いの原因となる「壁紙のヤニ」の落とし方をご紹介しましょう。なお、以降はビニールクロスの壁紙を前提にお話しします。紙のクロスだと少し強い洗剤を使っただけですぐだめになってしまうので、ご注意ください。
壁紙のヤニ掃除に効果的な3つの方法
重曹で落とす
タバコのヤニ汚れは酸性のため、アルカリ性の「重曹」が効果的です。重曹をお湯で10倍に薄めたものを霧吹きに入れ、壁にスプレーします。その後、雑巾などで汚れを拭き取ってください。重曹水が残ってしまうと壁紙が傷んでしまうことがあるので、必ず「から拭き」をしましょう。重曹には消臭効果も期待できます。
アルカリ性洗剤で落とす
セスキ炭酸ソーダで落とす
重曹などで落ちない場合は、「セスキ炭酸ソーダ」がおすすめです。水5Lに対し、粉状の炭酸である「セスキ」を大さじ1杯加え、セスキ炭酸ソーダを作ります。これを霧吹きに入れてスプレーしながら落としましょう。ただし、セスキ炭酸ソーダは洗浄力が高いため、壁紙を傷めてしまう恐れもあります。必ず目立たないところで試してから掃除するようにしてください。
壁紙のヤニを落とす際に気を付けたいこと
壁紙のヤニ取りをする際は、左右に動かすよりも力が加えられるため、上下にゴシゴシ拭くと良いでしょう。壁紙の素材によっては変色したり、塗装が剥げたりしてしまう恐れもあるため、事前に試し拭きをすることをおすすめします。また、ヤニと洗剤が混ざることで空気が汚れ、健康を害すことがあります。換気をしっかり行い、適度に休憩を挟んで長時間の作業は控えるようにしてください。
壁紙のヤニ汚れを防ぐには
部屋でタバコを吸わない
当然のことですが、部屋でタバコを吸わないようにすれば、壁にもヤニが付かなくなります。どうしても室内で吸いたい場合は、窓を開けて吸うようにしましょう。
換気扇を使い、換気に注意する
換気扇を使うだけでもヤニ汚れは防げます。タバコはなるべく換気扇の下(近く)で吸うと良いでしょう。換気扇の効果を弱める「フィルターの目詰まり」には気を付けてください。
空気清浄機を使用する
いちばん手軽で効果的なヤニ対策は、空気清浄機を使用することです。空気清浄機のそばでタバコを吸うようにして、定期的にフィルターの清掃も行いましょう。
壁紙やエアコンのヤニ汚れや臭いは、プロの手で
自分で壁紙のヤニ汚れを落とせない場合は、専門のクリーニング業者に相談するのがいちばんです。ただし、ひどい場合は壁紙の貼り替えが必要になることもあります。
また、エアコンのヤニ汚れや臭いが気になる方はハウスクリーニングを検討してみてください。アイ・クリーンサービスでは、臭い対策に効果的でエアコンの電装部にも使用できる消臭剤を使用してお部屋の消臭を実現します。
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