トラブルに要注意!?「マンションのベランダ清掃」の落とし穴
ベランダやバルコニーは単に洗濯物を干すだけの場所ではなく、ガーデニングや読書など、「趣味のための空間」として使われることも増えてきました。風雨にさらされるので、日常的に使うならこまめに掃除しておきたい場所です。
しかし、マンションではベランダがお隣と壁一枚隔ててつながっていることも多く、お掃除のやり方次第ではご近所トラブルに発展する可能性も潜んでいます。そこで今回は、マンションのベランダ掃除で気を付けたいポイントについて見ていきましょう。
マンションのベランダ掃除でトラブルになりがちなこと
最も警戒すべきは「水」
マンションベランダの排水溝はフロア共有になっていることが多く、雨水を流す程度の性能しかありません。掃除のために大量の水を一気に流すとすぐに溢れ出し、排水がほかのベランダに流れてしまう恐れがあります。黒く汚れた排水が隣から流れてきたら……気分は良くないですよね?トラブルの原因になるため、注意しましょう。
また、少ない水でも高圧洗浄を行うと汚水が飛び散ってしまいます。近隣だけでなく下のフロアの洗濯物を汚してしまう可能性もあるため、極めて注意が必要です。
建材が傷む!?強力な洗剤に気を付ける
交通量の多い立地ではススを落とすため、また鳥の多い立地ではフンを取り除くため、中性洗剤よりも強力な洗剤を使うケースがあるかもしれません。フンには酸性の洗剤、ススやタバコのヤニにはアルカリ性の洗剤が効くと言われています。
しかし気をつけたいのは、「強い洗剤はベランダの建材にダメージを与えてしまう」という点です。賃貸住宅の場合、引っ越しする際に大家さんとのトラブルにもなりかねません。できる限りダメージの少ない中性洗剤でこまめに掃除するようにしましょう。
掃除前にチェックしておくべきポイント
初めにチェックしておきたいのが、マンションの管理規定です。ベランダやバルコニーの使用方法が定められている場合があり、「大量の水を流すこと」が禁止されているところも少なくありません。次の項目で、できるだけ水を使わない掃除法をご紹介します。
もう一つのチェックポイントは、掃除をする際には階下やお隣さんがベランダに洗濯物を干していないか確認することです。自宅だけに気をとられず、ほかのお宅に迷惑を掛けないよう最大限配慮しましょう。
汚れに応じた対処法
ベランダの汚れといっても、その種類はさまざまです。汚れの種類と汚れに応じた掃除の仕方を知っておきましょう。
土埃・砂
ベランダで一番多い汚れが、土埃や砂です。ガーデニングをしている場合はなおさら。こういった細かな汚れを取る際は、新聞紙を使いましょう。まず新聞紙を水に濡らし、細かくちぎってベランダに撒きます。その後、土埃や砂が付着した新聞紙をホウキとチリトリで回収します。
排水口のゴミ
枯れ葉などのゴミが溜まりやすい排水口まわり。水が溜まっていると不衛生なので、ゴム手袋をして掃除をしましょう。細かなゴミは、使い古しの歯ブラシを使ってかき出すように取り除くときれいに取れます。
排ガス汚れ
排気ガスに含まれる油やススには、アルカリ性が効きます。市販の洗剤ももちろん効果的ですが、強すぎる洗剤はベランダの建材を傷めてしまうので、水で2倍程度に希釈して使うとよいでしょう。100mlの水に小さじ一杯程度の重曹を混ぜ、ブラシに付けて擦っても汚れを落とすことができます。
重曹よりアルカリ性が強く水にも溶けやすい「セスキ炭酸ソーダ」も有効です。こちらは水500mlに対して小さじ一杯程度。重曹で落ちない排ガス汚れに試してみましょう。
鳥のフン
鳩などのフンは病原菌の温床になることがあり、アレルギーを引き起こすこともあります。また、放置しておくとまた同じ場所にやってきてフンをするので、見つけたらすぐに取り除くのが鉄則です。フンを掃除する際は、ゴム手袋とマスクで衛生対策を万全にしましょう。拭き取るには、お湯で少しだけ湿らせたキッチンペーパーがおすすめです。取り除いた後にエタノールスプレーなどで消毒することも忘れずに。
近隣住居と安全に気をつけてベランダ掃除を
ベランダ掃除は水まわりで近隣トラブルになりやすく、また安全に気をつけたいポイントもあるため注意が必要です。正しい知識をもってこまめに掃除し、清潔で気持ち良く使えるベランダ環境を保ちましょう。
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