絨毯・カーペットは掃除機をかけて終わり……ではダメ?

大きな絨毯やカーペットは、毎日を過ごす場所にあるものだからこそ衛生的にしておきたいもの。しかし実際には、「掃除機をかけて終わり」「コロコロでゴミを取るだけ」という方も少なくないようです。カーペットには掃除機では取れないダニや雑菌が潜んでおり、アレルギーや臭いなどの原因になります。ダニなどについての正しい知識を身に付け、絨毯・カーペットをしっかり清掃しておくようにしましょう。
ダニが繁殖する環境とは?
ダニが繁殖するための条件には、「湿度・気温・エサ」の3つがあります。ダニ予防のためには、これらの条件を知って対策を立てることが大切です。
湿度と気温について
ダニは高温多湿を好み、気温20~30℃、湿度60~80%くらいの環境で大量発生しやすくなると言われています。そのため、日本では特に梅雨や夏において注意が必要です。かといって冬場は安心かと言うとそうではなく、加湿器や暖房によって温度・湿度が安定した室内では布団やカーペットなどで繁殖する危険性があります。定期的に換気するなどして、空気がこもらないようにする必要があるでしょう。
エサについて
ダニは基本的に何でもエサにします。食べかすはもちろん、カビ、埃、人のフケやアカなどもエサになるため、こまめな掃除が非常に重要です。特に絨毯・カーペットなどのダニが隠れやすい場所は、念入りに清掃する必要があります。掃除機をかけるだけではなく、定期的な洗濯・クリーニングも行いましょう。
取り外せる絨毯・カーペットを洗濯・洗浄する
掃除機で取りきれない細かい汚れやダニへの対処法のひとつに、「洗濯」が挙げられます。絨毯やカーペットも、大きさによっては洗濯機での洗濯が可能です。まずはタグなどを見て「洗濯機洗い可」の表記があるかどうかをチェックしましょう。表記がない場合、色落ちや変形などの可能性があります。
絨毯・カーペットを洗濯機で洗う手順
カーペット全体を満遍なく洗うには、たたみ方は「屏風たたみ」がいいでしょう。汚れた部分が外側になるようにたたんだら、必要に応じて丸めて洗濯ネットに入れます。洗濯ネットに入れないと生地が傷みやすく、またカーペットの重さで洗濯機がバランスを崩し、途中で洗濯が止まってしまう可能性もあります。
「大物洗いコース」や「毛布コース」を選んだら、あとは普通の洗剤や柔軟剤で洗えばOKです。風通しのよい日陰で干し、しっかり乾いているのを確認してから取り込みましょう。湿気が残ったままだと、カビやダニの原因になります。
洗濯機で洗えない絨毯・カーペットの手洗い
絨毯・カーペットが洗濯機で洗えない場合は手洗いすることになります。手洗いの方法は、手というより足を使った「お風呂場での踏み洗い」がおすすめです。
まずは浴槽に40℃ほどのお湯を溜めます。お湯の量は絨毯・カーペットがしっかり浸かる程度がよいでしょう。お湯が溜まったら洗剤を入れ、絨毯・カーペットを浸け置きします。浸け置きの時間は1~2時間ほどが目安。その後、浴槽の中で踏み洗いをし、何度か裏返しながらカーペット全体の汚れが落ちるようにします。
お湯を抜き、再度踏み洗いをしながら浴槽にお湯を溜めてすすいでいきます。すすぎは1回だけだと洗剤が残ってしまい、ニオイの原因となるので、2~3回はするようにしましょう。
あると便利なカーペットお手入れグッズ
カーペット掃除はかなりの大仕事。大変な思いをしないよう、日頃からこまめな手入れをするのがおすすめです。お手入れグッズで特に便利なのは、スチームモップ。カーペットに洗剤を薄くスプレーしてスチームモップを当てると、汚れがどんどん浮き上がってきます。ただし、熱に弱い素材には使えないので要注意です。
また、掃除機をかける前に重曹を振りかけるのも手です。重曹の力で、カーペットに染み付いたニオイを解消することができます。毛足に残った重曹の粉を取るには、固くしぼった雑巾で水拭きをしましょう。
取り外せないカーペットはどうすべき?
初めから居室に敷き詰められているカーペットの清掃は、ハウスクリーニング業者に依頼するのが安心です。洗浄・洗濯方法には、以下の2種類があります。
■【1】重層をまんべんなくまぶして半日ほど放置し、掃除機で丹念に吸い取る。最後に固く絞った雑巾やモップで残留重層を拭き取る。
■【2】「掃除機→スチーム→洗剤噴霧→ポリッシャー→リンサー」の順に使用してクリーニングを行い、1~2日かけて自然乾燥させる。
神奈川県川崎市・横浜市でハウスクリーニングを手がけるアイ・クリーンサービスでは、【2】のカーペットクリーニングに対応しています。ただし、取り外し可能なタイプ(いわゆる絨毯とラグマット)には対応しておりませんのでご了承ください。
しっかりクリーニングするなら業者という選択肢も
ひと口にカーペットと言っても、大きさや素材、汚れ方はそれぞれ違います。状況に合わせた適切なクリーニングを行うなら、業者の手を借りるのもひとつの手でしょう。高級絨毯は、迷わず絨毯クリーニングの専門店に依頼することをおすすめします。ダニや汚れに正しい対策を講じ、健康で快適な生活を実現しましょう。
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