エアコンの室外機もお手入れが必要?
家庭用のエアコンは、大きく「室内機」と「室外機」のふたつの機器から成り立っています。エアコンクリーニングというと、「室内機のフィルターやその奥に溜まったホコリやカビなどを清掃してくれるサービス」というイメージがあるかと思いますが、ではベランダやお庭などに置かれている室外機の掃除についてはどうでしょうか?
神奈川県川崎市・横浜市を中心にハウスクリーニングを行うアイ・クリーンサービスでは、実際にお客様から「ずっと外に置いていてなんとなく汚れが気になるので、室外機も一緒にクリーニングしてほしい」という声をいただくこともあります。そこで今回は、室外機をクリーニングする必要性について解説していきます。
悪臭の原因は、室外機のサビや汚れではない
結論からお伝えすると、カビ対策として室外機をクリーニングする必要はありません。室外機が汚れていると、「室内に入ってくる空気も汚れてしまうのでは?」と思われている方もいらっしゃるでしょう。でも実はこれ、ただの勘違いなのです。
以前のコラムでも少しお伝えしましたが、エアコンから送り出される空気のもとは「外気」ではなく「室内の空気」。室内の空気を取り込み、循環させて室内に送り返しているのです。室外機から室内機に空気が送られるわけではないので、室外機が汚れていても室内の空気には関係ありません。エアコンから発せられるいやな臭いの原因はほとんどの場合が室内機の内部で繁殖したカビで、室外機のサビや汚れではないのです。
室外機は「汚れる前提」で設計されています
室外機には、冷媒(れいばい)という熱を運ぶ物質を循環させたり、運ばれた熱を外へ逃がしたりする役割があります。その名の通り室外に設置することを前提に設計されているため、ある程度の風雨や砂埃にさらされても影響を受けることはありません。洗浄などのお手入れが必要ない、メンテナンスフリーを前提に製造されています。
汚れが気になるからといって自分で洗剤を使って洗浄すると、室外機の塗装が剥がれてサビの原因になることがあります。また、マンションなどの集合住宅ではベランダの端や手の届きにくい壁に取り付けられていたり、一軒家では屋根の上に設置されたりしていることも多いため、無理な室外機の掃除・お手入れには危険も伴います。ご自身でのメンテナンスには十分注意をしていただくと同時に、何か不安があれば専門家に問い合わせることをおすすめします。
室外機のお手入れをしたほうがいい場合
基本的にはメンテナンスフリーの室外機ですが、室外機の役割である「放熱機能」が低下している場合はお手入れが必要になります。室外機の中をのぞくと、細かな金属板が並んでいる熱交換器があります。この熱交換器にホコリや汚れが溜まってしまうと、放熱機能が下がってエアコンの効きが悪くなります。この場合はエアコンクリーニングの業者に室外機の掃除を依頼し、メンテナンスしてもらいましょう。
悪徳業者にご注意
エアコンのメンテナンスは基本的に室内機の洗浄を意味しますが、クリーニング業者によっては室外機のメンテナンスをすすめ、高い見積金額を提示することもあるようです。もちろんお手入れが必要になる場合はありますが、悪徳業者に騙されることのないよう、エアコンクリーニングやハウスクリーニングを検討する際は、ご自身でもある程度の知識を備えておくことが大切です。
間違ったメンテナンスで機器の寿命を縮めたり余計な費用発生を招いたりしないよう、エアコンクリーニングは頼れるプロに任せましょう。横浜・川崎地区でエアコンクリーニングをご検討の方は、実績豊富な当社へお気軽にご相談ください。
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